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ごあいさつ


全九州銑鉄鋳物工業組合は銑鉄鋳物の製造にかかわる中小企業者で昭和43年に組織され、日本の高度成長ともに発展してまいりました。全国的には2005年7月に鋳造3団体が合併し、鋳造の中核団体として「日本鋳造協会」が設立され、鋳物工場のみならず鋳造機械メーカー、資材メーカー、自動車などのユーザー約1,000社が所属し活動を行っています。 近年は、過度な円高とグローバル化の名のもとに、メーカーは海外生産を進め、人口の減少傾向と相まって、国内需要は縮小、新興国からの部品輸入増加と、それによる過度なコスト競争と、大変厳しい環境にあります。アベノミクスで、輸出産業は少し息を吹き返しつつありますが、九州はその恩恵を会員皆が十分に受けないまま、今回の熊本大地震、イギリスのEU離脱と急激な円高と、製造業は問題山積の状況です。 しかし、ものづくりは、これからも日本の重要な産業です。その重要な部分をこれから担っていく為にも、経済環境の変化にも柔軟に対応できるスキルを身に付けるよう、新素形材産業ビジョンにある「技術力で差別化すること」、「付加価値を高める提案力や営業力の向上を図ること」「新分野−航空宇宙、医療機器、環境エネルギーなどの需要の開拓」「優秀な人材確保」「職場環境の整備、自動化・省人化と女性を含めた幅広い人材の確保・育成」とやるべきことも山積しておりますが、組合員一同少しずつ課題を解決しながら豊かな社会を創るお手伝いをしてまいります。


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